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General incorporated association

MURASAKI

一般社団法人 紫草​

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1

2026

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6

『 紫草大鑑 』 第一巻 発刊

about

About

​百草の王

紫草

Lithospermum erythrorhizon

聖徳太子の冠位十二階制定により、奈良時代から高貴な色とされてきた「紫」。

紫の色は、紫草という野草の根から抽出されます。​

天平時代には天然痘のパンデミックが発生し、聖武天皇は仏教の力で国を護る「鎮護国家」思想により、高僧・玄昉に「紫衣」の袈裟を賜り、全国に国分寺・国分尼寺を建立。その中に納められたのは、紫根染され金字で護国経典を認めた「金光明最勝王経」でした。

東大寺大仏は紫草の自生地から産出された銅が使われ、開眼会を荘厳したのは紫根染の幡や染織美術工芸品の数々であり、聖武天皇の遺愛品の全ては「正倉院」に納められています。

philosophy

​1100年間で58回、およそ20年毎に繰り返す疫病の流行に悩まされてきた日本史。紫草は創傷や皮膚炎を癒し、現代の研究では癌細胞の血管新生抑制効果が認められる薬草であり、古代から天然痘や麻疹の治薬でした。

​紫草の歩んできた2000年の歴史は、そのまま日本の人類史なのです。

​これほどに珍重され、日本を護る「天の草」でもあった紫草は、現在絶滅危惧種に指定されています。紫草を蘇生し、紫草をめぐる文化科学両面の歴史を詳らかにするため、6つの分野の研究調査を行い、学術図書『紫草大鑑』を発刊します。

​年毎に研究報告として展覧会を開催。併せて美術工芸品の復元調査を行い、最終目標である平安時代の女房装束の復元調進を目指します。​

 

どうぞ本機構の取り組みにご賛同、ご協力を賜れましたら幸いです。

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schedule

schedule

1、医学、薬学、自然科学「紫草と疫病」

2、考古学、文献史学「紫草と歴史」

3、地質学、農学「紫草と大地」

4、古典文学「紫草と文学」

5、美術工芸「紫草と美術」

6、染織「紫草と染織」

2025 - 2031

学術図書『 紫草大鑑 』

​第1巻 ~ 第6巻 年毎 発刊予定

学術図書『紫草大鑑』全巻総集編。

最新研究により新たに発見されたこと、調査で分かったこと。

数年に及ぶ平安装束の復元調進プロジェクトの記録を含め、「紫根染」による染織裂付きの豪華愛蔵版を部数限定発刊予定。

2032

特装版『 紫草手鑑 』

総集編 染織裂「紫根染」貼付予定

implementation plan

寛平の治と称される宇多天皇の時代。抜擢された菅原道真は遣唐使停止奏上を行い、染織文化の「国風化」が花開きました。

1000年代に体系がまとまったとされる襲色目の萌芽は、その100年前、宇多・醍醐朝にありました。

日本各地の紫草で一枚ずつ染め重ね、『延喜式』の時代の装束を復元調進したい … 一歩ずつ、夢を具現化していきます。

someday

特別展『 紫根染装束 』

女房装束 襲色目「紫の匂」復元調進

news

News

2024.10

一般社団法人 紫草 設立

General incorporated association MURASAKI

​pick up

紫草蘇生プロジェクトを円滑に推進するため、一般社団法人を設立しました。

​学術図書『紫草大鑑』発刊の他、紫草に関する歴史文化、自然科学、美術工芸分野のあらゆる研究調査を行って参ります。

2025.4

学術図書『紫草大鑑』編集開始

Start editing

​pick up

​学術図書『紫草大鑑』発刊に向けて、編集を開始します。

​第一巻のテーマは、「紫草と疫病」。

医学・薬学・自然科学の分野における紫草の過去と現在を、徹底調査します。

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history

history

此の糸を紐解く

紫草の歴史

history of MURASAKI

 歴史  春秋時代 … 

『論語』に孔子が「紫色が朱色の地位を奪うのは憎しむべきことである」と述べる。

 染織  春秋戦国時代 … 

『韓非子』に「斉の桓公が紫の服を好んだらば、斉の都の人はことごとく紫の服を着けた」と記載。

 歴史  前漢 … 

武帝が紫を好み、天帝の色として「禁色」に制定。『淮南子』

 医学  紀元前(伝)… 

最古の医学書『新農本草経』に中品として「紫草」の原名で収載。「味苦寒。主に心腹の邪気や五疸の病を治し、中を補い気を益し、九竅を利し、水道を通す」と記載。

 医学  3~4世紀 … 

『名医別録』に「療腫脹満痛、用以合膏、療.小児瘡及面査」と記載。

 農学  530-550年 … 

最古の農書『斉民要術』巻5に「不耐水必須高田秋耕地至春又転耕之三月種之縷構地逐龍手下」と紫草の栽培方法を記載。

 染織  推古11年(603年)… 

「冠位十二階」に徳=紫と制定。

 医学  唐 (659年)…

『新修本草』に「治悪瘡疽癬等」と記載。

 文学  天智7年(668年)…

『万葉集』巻第1-20に「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」と詠まれる。(額田王)

 医学  天平7年(735年)…

天然痘大流行。 1956年(昭和31年)まで根絶されず流行を繰り返す。

 農学  天平9年(737年)…

『正倉院文書』「豊後國正税帳」に「壹度蒔営紫草園」「壹度随府使検校紫草園」「壹度堀紫草根」と記載。

 染織  延長5年(927年)… 

『延喜式』巻14巻「縫殿寮」中の「雑染用度条」に紫根染の材料を記載。

 文学  寛弘5年(1008年)… 

紫野で生没した紫式部著『源氏物語』初出。菅原孝標女が『更級日記』で「紫のゆかり」と呼称。後年紫の物語と呼ばれる。

 染織  平治2年(1160年頃)… 

『満佐須計装束抄』に「襲色目」記載。

 医学  明 (1593年)… 

『本草綱目』に「治斑疹、痘毒、活血、涼血」と記載。

 染織  享保14年(1729年-)… 

8代将軍吉宗『式内染鑑』編纂。「吹上の園中に染殿を開き。…紫。…みな習熟して古色に少しもたがふことなく染出しけり」

 農学  寛政8年(1796年)… 

『諸問屋再興調』に「奥州南部より出候紫根を山紫根と唱え云々」と記載。

 医学  文化元年(1804年) … 

華岡青洲全身麻酔手術成功。『外科正宗』の「潤肌膏」を参考に「紫雲膏」を考案。

historical events

 科学  安政3年(1856年)… 

イギリスの化学者ウィリアム・パーキンズが合成モーヴ染料を発明。急速に化学染料が染色市場を席巻する。

 科学  大正5年(1916年)…

東北帝国大学の黒田チカ博士、紫の天然色素シコニンの構造を明らかに。東京化学会で女性理学士として初の研究発表を行う。

 農学  現在 … 

環境省、植物I:レッドリスト、絶滅危惧IB類に分類。

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column

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よみもの

紫草のこと

about MURASAKI

latest issue

紫草をめぐる研究、調査、物語

学術図書『紫草大鑑』編集部によるコラムの他、紫草に関わる研究でご活躍されている、各分野の第一人者の先生方にご寄稿いただきます。

賛助会「紫のゆかり」に会員のご登録をいただきますと、有料記事閲覧の他、全アーカイヴをご覧いただけます。

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商品

紫草をたのしむ

Product introduction

紫草蘇生プロジェクトに賛助、協賛いただいている染織家の先生方、研究者の先生方の製品や書籍の他、各地の紫草保存会の皆様が手掛ける、紫草の素敵なプロダクトをご紹介します。

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plan

賛助会

紫のゆかり

membership plan

紫草蘇生プロジェクトに賛助、協賛いただける個人および団体の皆様に、メンバーシッププランのご案内です

​会員登録していただきますと、『紫草大鑑』のお届けの他、本機構が主催する様々なイベント、展覧会の優先案内の他、会員割引がご利用いただけます。

お申込み

賛助会員 個人

浅むらさき 一口 1万円

1、『紫草大鑑』のお届け

2、本機構が主催する様々なイベント、講演会の優先案内

3、有料・過去記事の閲覧可

4、展覧会の優待券

協賛会員 個人

深むらさき 五口 5万円より

1、『紫草大鑑』のお届け

2、本機構が主催する様々なイベント、講演会の優先案内

3、有料・過去記事の閲覧可

4、展覧会の招待券

​5、イベントや展覧会、プロダクトの会員割引の適用

賛助会員 団体

浅むらさき 一口 10万円

1、『紫草大鑑』のお届け

2、本機構が主催する様々なイベント、講演会の優先案内

3、有料・過去記事の閲覧可

​4、展覧会の優待券

4、発刊書籍及び本機構HPに賛助団体名を記載

協賛会員 団体

深むらさき 五口 50万円より

1、『紫草大鑑』のお届け

2、本機構が主催する様々なイベント、講演会の優先案内

3、有料・過去記事の閲覧可

4、展覧会の招待券

​5、イベントや展覧会、プロダクトの会員割引の適用

6、発刊書籍及び本機構HPに賛助団体名を記載

​7、貴団体のお取組みの取材、本機構HPに掲載

books

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issue

学術図書

『 紫草大鑑 』

Encyclopedia of  Lithospermum erythrorhizon.

​第一巻のテーマは、「紫草と疫病」です。

中国最古の医学書に、既に「紫草」は薬草として出典があります。特に「疱瘡」と「麻疹」の治薬として珍重されてきた紫草。

天平7年、9年の天然痘パンデミック、平安時代のパンデミックに歴代天皇はどう対処してきたのか。物部氏と蘇我氏の対立、長屋王の変。全てに天然痘が関係していた!?

民間で伝承されてきた疱瘡神を祀る寺社仏閣や、子供の病が軽いことを願った郷土人形、浮世絵に描かれた疫神への祈りまで、民俗学から見た風習も収録。

中医学、漢方のみならず、現代医療では癌細胞へのアポトージス誘導活性が研究され、薬用成分「シコニン」のゲノム解析が進んでいます。

​医学、薬学、自然科学から紐解く「紫のゆかり」の決定版です。

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2026

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6

『 紫草大鑑 』 第一巻 発刊予定   ご予約受付中 

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紫草蘇生プロジェクトの一環として、学術図書『紫草鑑』の発刊の他、紫草の歴史文化、自然科学を学ぶ各種イベント、展覧会を主宰しております

​お問い合わせ、取材等のご依頼はこちらよりお申し付けください。

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tel    075-286-4815

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